【初中級者向け】鉛筆と木炭って、どれを使えばいいの?

皆さんこんにちは。
今日からは本格的?に絵の話をしていこうかなと思っています。

今回はアナログ画やデッサンの初心者と中級者向けということで、
基本の画材である鉛筆と、デッサンでは鉛筆と並んでよく使われる木炭について話していこうと思います。

鉛筆と木炭って、鉛筆ならハイユニとステッドラーの青いヤツ、木炭なら柳が最も標準的な種類ですが、
鉛筆や木炭の種類ごとの特徴、特色について書いている記事があまりなかったので、今回私が書いてみることにしました。

そういうわけでまずは鉛筆の方から見ていきましょう。

鉛筆の品種とその特徴

画用鉛筆において、もはや二大巨塔となっている三菱鉛筆の『ハイユニ』とステッドラーの青いヤツこと『マルスルモグラフ』ですが、
この2種類の鉛筆はその特徴が対称的なんです。なのでその解説をしていきますね。

ハイユニとマルスルモグラフ

ハイユニとマルスルモグラフ

・ハイユニ

ハイユニは芯が柔らかめで、芯を長く出しても折れにくいです。カッターで削っていて長ーい芯がポキッと折れた時の絶望感たるや。
また、色は暖色(褐色)で、ハイユニは人物や果物など、有機物を描くのに向いています。

「鉛筆の色が暖色ってどういうこと?」と思いましたか?
実は、というかよく考えれば当然なんですが、鉛筆の粉の色は完全な黒というわけではありません。
他の画材も同じです。100%完全な黒というのは現在の技術では作り出せない色です。
なので鉛筆にも色の差があるというわけですね。

・マルスルモグラフ

マルスルモグラフは芯がカリッと硬質な感じです。なので芯を長く出しすぎると簡単に折れてしまうことが多いです。
ある意味上級者向けかも?
また、色は寒色(青っぽい)で、マルスルモグラフは石膏像やブロックなど、無機物を描くのに向いています。

Twitterで「画塾の講師が上手い石膏デッサンは青い印象を持つと言ってた」というツイートを見かけましたが、
それは、無機物は冷たい印象で描く方がその質感をより明瞭に表せるからです。
なので石膏デッサンをする際は、マルスルモグラフを使うことは良い選択だといえます。

木炭の特徴、取り扱い方

次は木炭の解説です。
私自身、木炭は柳しか使わないのであまり深いお話はできませんが、
「なぜ柳が最も主流なのか」について解説していきます。
あと、念のため木炭の取り扱い方についても書いておきますね。

まず、標準的な画材である鉛筆と木炭の違いについて書いておきます。

・鉛筆と木炭の違い、木炭の特徴

木炭の一番の長所は「面で描く」ことができます。これは鉛筆には絶対にできないことです。
面で描くことは立体への意識を持つ手助けになります
また、一気に広範囲にトーンを乗せられるので、鉛筆に比べて描くのが圧倒的に速いです。
個人的には、デッサンをするなら鉛筆よりも木炭の方がオススメです。
ただし、難易度は鉛筆デッサンよりも上なので、まずは鉛筆で描くことに慣れてから木炭に挑戦してみましょう。

あと、油絵を描いてみたいという方は木炭で練習をしましょう。
木炭の粉は鉛筆とは違って、紙に押さえつけないと定着しません。
木炭の粉は紙の上での流動性があるので、、油絵具を扱うときと似た感覚で操作することになります。
よって木炭は油絵の練習にはもってこいの画材というわけです。
美大受験でも油画科志望の人は木炭デッサンをしますよね?あれはそういうことです。

・木炭の扱い方

柳なんかはそうですが、一部の木炭は「芯抜き」という下ごしらえをしてから使います。
画材店に「芯抜きセット」というのが売っているので探してみてください。木炭の横にあると思います。

芯抜きセット

芯抜きセット

一部の木炭の中心には芯と呼ばれる柔らかい部分が存在するのですが、
この細い棒を木炭の中心にある芯にねじ込み、中心をくり抜いていきます。

木炭の芯

木炭の芯

なぜそんなことをするのかというと、木炭の芯は茶色く、また定着性があるので、
芯は作品を汚してしまう要因になるからです。しかも練りゴムなどで擦っても取れません。

この芯抜きをサボると泣きを見る可能性が高いので、芯抜きが必要な木炭の場合は必ず行うようにしましょう。

これを踏まえたうえで、例えば「細めの柳の木炭」が売っているのですが、これはあまりオススメしません。
芯があるくせに、芯抜きを突っ込むと木炭が割れてしまいます。
細い線を引きたい場合は、ミズキなど、別の種類の芯がない木炭を使いましょう。その方が手間いらずですしね。

こんなことを書いてるくせして、私は細い柳の木炭を使っています。
これは描き味の問題なので、この記事を鵜呑みにするのではなく、必要となればご自身で開拓をしていってください。

なんで柳が主流なの?

伊研の『No.660』

木炭を触る人なら誰もがお世話になる伊研の『No.660』

最後にこの話なんですが、実際のところは私も知りません。

ですが予想はつくので、一応それを書いておきます。

・柳が主流な理由

ひとことで言ってしまえば「描きやすいから」です。
描き味にクセがなく、柔らかく紙を傷つける心配があまりないため木炭紙との相性もいいです。
そして色味ですが、柳は青っぽいです。つまり石膏デッサンに向いている色なんですね。
全体的に非の打ちどころがあまりない柳は主流になって然るべき木炭だったということでしょう。
それが少なくとも私が柳にこだわる理由でもあります。

「じゃあ、ハイユニみたいな褐色の木炭ってないの?」

あります。ケヤキがそうです。ただし、ケヤキはそこらの画材店には売ってません(見たことないです)。
なので、ケヤキの木炭を求めるなら木炭を自作するしかないんですが、
これは超難しいのでまた今度機会があったら記事にしますね。一応言っときますが、画像は用意できません(おい)。

今日は鉛筆と木炭の違いやその特徴について解説してみました。

「鉛筆の硬さはどの場面でどれを使えばいいの?」という疑問については、また次回お答えしようかと思います。

話のレベル的にそっちを先に書けばよかったなとちょっと後悔してます笑

「この部分がちょっと何言ってるのかわかんない」「ここについてもっと深く教えて!」など、
お気軽にコメントしていただければブログ更新の励みになります。是非よろしくお願いします!

ではまた次回の更新をお楽しみに!

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